Vol.49 原発・基地が平穏な暮らしと自然を奪い去る!原発事故から10年の福島、そしてFCLPに揺れる鹿児島県馬毛島からの告発!

ゲスト:※今回は取材報告です。

静かに暮らす人々の頬を札束ではたくかのように黒い金で買収し、望まない負の産物を無理やりに押し付けていく。現代社会の不条理は、いつも小さく弱い町村に向けられ、あげくに町や人は、ばらばらに分断されていきます。今回はそんな取材特集を2本、お届けします。

前半は、原発事故から10年を迎えた福島からのレポートです。絶対に安全かつクリーン、ローコストであり「明るい未来のエネルギー」と称された原子力発電所が、福島で史上最悪のメルトダウン、爆発を起こして10年、国や東京電力のウソが白日の下に晒されたにも関わらず、また今でも故郷に帰れない人が4万人以上もいるというのに、この国はまだ原子力にしがみつこうとしています。10年後の被災地の声を聴いてみたい。私たちは、双葉町に向けて車を走らせました・・・。

そして番組後半は、鹿児島県西之表市に位置する馬毛島からの報告をお届けします。種子島に隣接するこの馬毛島は、米軍艦載機によるFCLP(陸上空母離着陸訓練)移転のための自衛隊基地として、政府が異例ずくめの買収をした無人島です。周辺は世界有数のウミガメの産卵地として名高いほどの大自然があるというのに、至近距離かつ超高速で離着陸訓練を繰り返す米軍戦闘爆撃機のための滑走路を造るという国策。既に昨年から基地整備のためのボーリング調査が始まっています。そして今年2月には、反対派の市長が再選を果たしましたが、144票の僅差だったともいいます。豊かな自然を破壊したあげく戦闘機の轟音に怯える日々を、本当にこの地域の人々が望んでいるのでしょうか?国からの交付金をめぐって反対・賛成で割れる住民たちの苦悩を、西之表市長選で戦った候補者たちの声などとともにお伝えします。

そして更に、この馬毛島の基地用地取得をめぐっては、現役政治家にもつながる黒い金の流れが見えて来ました。フリージャーナリスト西谷文和、渾身の現地レポートです。

00:03 前枠 TM~
03:14 前半 Jingle~
23:36 後半 Jingle~
56:46 後枠 ETM~
58:19 アナ尻
60:00 曲尻

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