Vol.40「小出裕章さんに聞く~女川原発、本当に再稼働させていいの?」そして「西谷文和アフガン取材報告~まもなく1周忌・中村哲氏の遺志を継ぐために」

ゲスト:小出裕章さん(元京都大学原子炉実験所助教)

今回の路上のラジオは、二つの特集でお送りします。

前半では、東日本大震災で被災した東北電力女川原発の再稼働に宮城県、石巻市、女川町が合意したことについて、元京都大学原子炉実験所助教の小出裕章さんにお電話をつないでお話を伺います。小出さんが反原発の思いに至ったのは、東北大学工学部時代、女川原発建設問題で「原発は差別構造の上に成り立っている」と知ったことからだったといいます。それから小出さんは生涯をかけて、原子力利用の愚かさを訴え続けています。そんなふうに女川原発と因縁の深い小出裕章さんは、今この事態をどう見ておられるのかをじっくり伺います。

そして、後半は10月後半から11月の頭にかけて私が行って参りましたアフガニスタン取材報告です。医師でペシャワール会現地代表だった中村哲氏が凶弾に倒れてから1年(2019年12月4日没)というタイミングで、どうしても現地に向かいたくて行って参りました。中村さんが指導して作った用水路は、砂漠を緑の大地に変え、貧しい地域に生命の可能性が芽生えはじめています。先進国からの一方的な支援ではなく、現地の人々自らで持続可能なしくみを創造し続けた中村さんを、アフガンの人々はいつまでも忘れることはないでしょう。生前の中村さんのお声を含めレポートします。その他、劣悪な環境下の避難民キャンプや、ロケット弾や劣化ウラン弾に蝕まれる子供たちの現状など、いつも真っ先に戦火の犠牲になる小さく貧しき人々を中心に取材してきた今回の旅の報告をお聴きください。

※西谷文和・最新アフガン報告集会、決定!
 12月26日(土)14:00
 於:エル大阪南ホールにて
 お問合せ:06−6170ー4757

00:03 前枠 TM~
03:42 前半 Jingle~
29:50 後半 Jingle~
44:19 Jingle
55:37 後枠 ETM~
58:04 アナ尻
60:00 曲尻

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