Vol.151 ふたつの特集。小出裕章さん「直ちにストップ!汚染水の海洋放出」・上脇博之さん「身を肥やす維新。その政治とカネを斬る」

ゲスト:小出裕章さん(元京都大学原子炉実験所助教)/ 上脇博之さん(法学者)

<特集1> 直ちにストップ!汚染水の海洋放出
電話インタビュー:小出裕章さん(元京都大学原子炉実験所助教)

まず前半では、とうとう始まってしまった福島第一原発の汚染水の海洋放出について、元京都大学原子炉実験所助教の小出裕章さんに、お電話でお話を伺います。政府もマスコミも「汚染水」とは言わず「処理水」と言っていますが、本当にその言葉通りなのでしょうか?小出さんによれば、その水に含まれるALPSで取り切れないトリチウムは、法律で規制されている値の10倍にもなると言います。そしてトリチウムの半減期は12年と比較的短いにも関わらず放出を急いだ理由は、実は別のところにあるのだと言います。それは、政府が既に破綻しているにも関わらす固執する核燃料サイクル、とりわけ六ケ所村再処理工場の存続にあるというのです。私たちは何も知らされないまま、汚染水の海洋放出を受け入れざるを得なくなってしまったようです。小出さんがわかりやすく説明くださいましたので、あなたの耳でぜひこの驚くべく現実を確かめていただきたいと思います。

<特集2> 身を肥やす維新。その政治とカネを斬る 
電話インタビュー:上脇博之さん(法学者)

そして番組後半は、法学者で憲法学がご専門の上脇博之さんに「身を肥やす維新。その政治とカネを斬る」と題してお伺いします。維新は本当に不祥事が多い政党ですが、これまでも数多くの事件が明るみになっています。今回は、上脇さんが刑事告発してくださったいくつかの政治とカネ問題をもとに、怪しい政治資金等の流れから見えてくる維新の黒い魂胆、堕ちた政治モラルに正面から迫ります。そして、叩けばほこりが出る政治家ばかりなのに、権力に絡めとられたメディアがこれらをなかなか報じないことも大きな問題なのだと上脇さんはおっしゃいます。とにかくまるで庶民感覚とかけ離れた大きなカネをめぐる不正にはあきれるばかりですが、上脇さんがこつこつと刑事告発してくださる中、これからも私たちは、身を肥やすばかりの維新の動きにしっかりと目を光らせねばならないと、改めて考えさせられるインタビューとなりました。今回も聴き応えたっぷりの2本立て!最後までごゆっくりお付き合いください。

00:03 前枠 TM~
04:16 前半(小出裕章氏)Jingle~
31:41 後半(上脇博之氏)Jingle~
56:00 後枠 ETM~
57:35 アナ尻
60:00 曲尻 ~F.O

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