Vol.127 内山雄人さん「妖怪の孫~永田町をさまよう亡霊と煩悩」

ゲスト:内山雄人さん(映画「妖怪の孫」監督)オンライン・インタビュー

第127回のゲストは、3月17日に公開された映画「妖怪の孫」の監督、内山雄人さんです。路上のラジオには、第66回、映画「パンケーキを毒見する」を撮られた際にご出演いただきましたが、今回の映画「妖怪の孫」もたいへん話題を呼んでいます。「昭和の妖怪」と言われたのは岸信介。その孫と言えば、安倍晋三ということで、この映画は、安倍晋三とは何者だったのか?を検証する壮大なドキュメンタリーです。今日は内山監督に、この映画の見どころから制作秘話まで、じっくりとうかがって参ります。

前半では、この映画はアベ政権を追ったドキュメンタリーでありながら、その中の映像は「今」「現在」に至る日本の政界の闇をリアルに切り取っているという、その理由について伺って参ります。例えば、今国会を騒がせた高市元総務相のメディア介入は、まさにアベ政治が躍起になって操ろうとしたメディア戦略の成れの果てであり、霞が関官僚が首相官邸の意のままに動き、公文書改ざんまでまかり通った犯罪レベルの政権の歴史です。映画の中で現職官僚が語った「ルールを無視してテロをやる」の、その意味とは?内山監督は、アベのフタが取れた今、少しずつ堅い口を開きはじめた者たちの動きが見て取れると言い
ます。

そして番組後半では、安倍晋三がどうやって総理大臣にまでのぼり詰めたのか?映画のための周辺取材から浮かび上がった「妖怪の孫」の特異な生い立ちから、権力をどんどんと身に着けて行く中で起こる奇々怪々な事件まで、映画の中で描ききれなかったことも含めお話いただきました。

現代日本の民主主義を、メディアの自由を、そして何より庶民のささやかな日常を根こそぎ変質させていったアベ政治を振り返り、私たち国民ひとりひとりの声がきちんと政治に届く日本であるために、私たちはどうあるべきなのかを改めて考えさせられる、そんなインタビューになりました。どうぞ最後までごゆっくりお付き合いください。

映画「妖怪の孫」公式ホームページはこちら!
https://youkai-mago.com/

00:03 前枠 TM~
03:44 前半 Jingle~
29:32 後半 Jingle~
57:01 後枠 ETM~
58:27 アナ尻
60:00 曲尻 FO

※「路上のラジオ」からご支援のお願い
この番組は皆さまからのご寄付によって制作・配信しています。リスナーの皆さまおひとりとりのあたたかいお志しがあって、ラジオ局やYouTubeを通してたくさんの方々にお伝えすることができているのです。心から感謝しますとともに、ますますの応援をどうぞよろしくお願いいたします。ご寄付の詳細は、こちら「ご支援のお願い」をご覧ください。いつもご愛聴くださり誠にありがとうございます!