Vol.121 望月衣塑子さん「アベ・スガ・キッシー。ますます劣化する自民党政権」

ゲスト: 望月衣塑子さん(東京新聞社会部記者)

テーマ: 「アベ・スガ・キッシー。ますます劣化する自民党政権」
ゲスト: 望月衣塑子さん(東京新聞社会部記者)

今回は、東京新聞社会部記者の望月衣塑子さんに、オンラインでインタビューします。望月さんと言えば、原案として映画化もされたご著書「新聞記者」に描かれているとおり、国家権力に鋭く切り込み、真実をあばき出そうと奔走する正義の新聞記者のおひとりです。当時スガ官房長官から「あなたに答える必要はありません」とまで言われても食らいつく望月記者はとても頼もしく、われわれ庶民の光でもありました。今回もそんなガッツと丹念な取材活動から知り得たことの中から、混迷を続ける岸田内閣の根本的原因とその対処法、あるのならその処方箋までをじっくりと伺っていきたいと思います。

まず、スガ内閣時代の記者会見で様々な妨害を受けてこられた望月さんに、岸田内閣になってからの記者会見やブラ下がり、囲み取材などがどうなったかついて伺います。そしてその岸田内閣が、5年で43兆円という巨額な防衛費急増を国会にもかけずに閣議だけで決定したことについての問題点について言及いただきます。それまでに至る有識者会議のメンバーは、大手新聞社のトップが名を連ね、敵基地攻撃能力を肯定的に捉える者ばかりで構成されています。そもそもジャーナリズムとは、権力を監視し牽制するもの。新聞各社も先の戦争の反省に立ってその旗印の下に再出発した戦後の歴史があったはず。それにも拘わらず、大手メディアが権力に忖度し言いなりになっている様には目を覆いたくもなります。その中でわれわれ庶民は、ウクライナ戦争で不安をあおられ、台湾有事は日本有事であるとアメリカ産の論調を刷り込まれ、結局は先進的な戦闘に役に立たないガラクタ兵器をツケで爆買する尻ぬぐいをさせられます。「憲法九条」をもち「軍隊を持たない国」のはずの日本が、世界第3位の軍事大国になろうとしているこの国の現状を、望月さんはどのように見ておられるのでしょうか?前半では、南西諸島で着々と開発が進む自衛隊軍事施設問題を含め、これらをじっくりと伺います。

また後半では、支持率が暴落する岸田内閣の今後の行方を占っていただきます。何をどうしてもまともな議論に及ばない老朽化原発の再利用計画に見るように、利権第一主義の政治家や官僚・専門家たちを抱え込む亡国の内閣は、一体何処に行くのでしょうか?最悪、また「スガ」の姿も見え隠れしているとか?今回も聴き応えたっぷりの60分、どうぞごゆっくりとお付き合いください。

00:03 前枠 TM~
04:17 前半 Jingle~
36:00 後半 Jingle~
56:45 後枠 ETM~
58:20 アナ尻
60:00 曲尻 FO

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