Vol.79 防衛ジャーナリスト・半田滋さん「戦争をしない国」で膨れ上がる防衛費を検証する!

ゲスト:半田滋さん(防衛ジャーナリスト)

「戦争をしない国」で膨れ上がる防衛費を検証する!
前半:なぜこんな武器が必要?変化した日本の防衛政策
後半:このままでは日本破産。軍縮で浮いた予算をコロナに回せ!

今回のゲストは、防衛ジャーナリストの半田滋さんです。半田さんは、元東京新聞の論説兼編集委員で、現在も自衛隊、在日米軍、軍備などをご専門に取材活動や発信を続けておられます。

憲法9条において戦争を放棄しているはずの日本の「防衛費」が、6兆円(2021年度補正予算)を超えました。2022年度予算もそれに近しい数字となっています。岸田首相は「国民の安全、安心の確保」のため「敵基地攻撃能力も含め、あらゆる選択肢を排除せず現実的に検討する」とする中、安保法制(戦争法)の正体が次々と馬脚を現していくかのようです。

大型艦船が次々と「空母」化していったり、日本の南西諸島に自衛隊やミサイル基地などが増殖しつつある現実を見えれば、東アジア有事際の前線を日本に置き、己は後方に退く米軍の思惑が見て取れます。米軍の言いなりになることは、「安全、安心の確保」どころか、日本全体を危険にさらす無謀な行為と言わざるを得いのではないでしょうか?しかもこれら防衛政策の重要な部分は、しっかりと国会で議論されている様子はありません。

大国に蹂躙されることなく、日本国民の真の幸福と平和を貫くためには、平和憲法を守り、外交で国際平和を仲介し、巨額の防衛費を積み上げる代わりに、たとえば今般のコロナ対策など医療はもちろん、手厚い社会保障の充実を重ねていくことが欠かせないと思います。

そのような視点から半田滋さんには、国際社会における日本の役割を含め、日米同盟と防衛政策の課題などについてじっくりと伺って参ります。

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