Vol.42 「路上のラジオ・ゆく年くる年 ~レギュラー出演者で振り返る2020年、そして2021年を占う」

ゲスト:小出裕章さん(元京都大学原子炉実験所) 矢野宏さん(新聞うずみ火代表)

第42回は、「路上のラジオ・ゆく年くる年」をお送りします。お二人のレギュラー出演者とともに激動の2020年を振り返りつつ、新しい年2021年を占ってみようと思います。

※この番組は、12月15日に収録したものです。

まず初めに、レギュラーコーナー・小出裕章さんに訊く「3.11を忘れない」をお届けします。テーマは「40年以上経過した原発を再稼働?極めて危険な老朽化原発」です。福井県にある高浜原発1.2号機の再稼働が全国で初めて地元市で合意されましたが、そもそも40年以上経過した原発の再稼働には、問題がないのでしょうか?小出さんのお話から、老朽化原発は、とんでもない危険性をはらんでいることがわかります。

続いては、矢野宏さんとともに2020年上半期を振り返ります。まずはコロナを甘く見すぎていた安倍政権の大罪について。200億円以上を投じて効果も疑問視された給食当番のようなアベノマスクに代表される、人命を軽視するかのような失策を振り返ります。また、安倍政権の守護神といわれた黒川検事長の定年延長問題も大きな世論を巻き起こしました。

財務省の森友公文書改ざん事件で夫を自死に追い込まれた赤木雅子さんについては、直接取材をしてお話を聴いてきた矢野宏さんが報告します。命を絶ったその日のこと、そして雅子さんの強い決意の言葉など、生々しいレポートです。番組前半は、終焉を迎えた7年8か月の安倍政権のうそとその責任を中心にまとめました。

2020年下半期を振り返る後半では、何といっても住民投票で勝ち取った大阪都構想廃案について。しかし、維新が企む次の一手「広域行政一元化条例」があるといいます。この先の政局の行方によっては、消えたはずの構想がゾンビのように立ち上がるかもとのこと。延々と続く「勝つまでジャンケン」に市民はどこまで振り回されるのか?!生粋の大阪在住ジャーナリスト二人が討論します。

そして最後は何といってもスガーリン(菅総理)の、人事で人を操る恐怖政治について。内閣支持率は下降の一途、裏では読売新聞による桜を見る会前夜祭問題における安倍事務所リーク報道など混沌とする中でも、多方面で強権を発動しつづける菅政権。番組では、その先の解散総選挙の展望なども占っていきます。

どんなテレビのワイドショー、週刊誌よりも市民に必要な「今」がわかる「路上のラジオ」、今回も60分じっくりとお楽しみください。

00:03 前枠 TM~
04:10 TALK#1 「3.11を忘れない」小出裕章さん Jingle~
17:54 TALK#2 「2020年上半期を振り返る」Jingle~
28:59 TALK#3 「2020年下半期を振り返る~2021年を占う」Jingle~
54:46 後枠 ETM~
56:53 アナ尻
60:00 曲尻

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矢野宏さんの主宰する「新聞うずみ火」
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