Vol.27 新型コロナ・国民の命を危険にさらしたアベ政権の失策の数々から、 日本は今後どう立ち直るべきか?

ゲスト:藤井聡さん(京都大学大学院教授・社会工学者・元内閣官房参与)

今日のお客様は、京都大学大学院教授で社会工学者の藤井聡先生です。藤井先生は、いつも鋭い視点で日本社会を見つめ、さまざまな場面で発言をなさっておりますが、2014年から第2次安倍内閣の内閣官房参与を務めた経歴をお持ちです。そのご経験、ご人脈もあって、今も内閣に近い場所から、脆弱極まりないアベ政治を正すため、積極的な発言を続けおられます。

今回は特に、政府の新型コロナ感染症対策で次々と明るみに出る失策の数々を分析しながら、今後の日本経済、オリンピックや万博、関連して大阪維新の今後など、混沌とした日本を主に経済の視点から、ずばりと斬っていただきました。

番組ではまず、日本の新型コロナ感染症対策について、この3か月を振り返り検証しました。藤井先生は4つの大きな過ちがあるとおっしゃいます。結果延期となった習近平来日に配慮し、春節をまたぎ中国からの入国者を制限するどころかウエルカムのメッセージを取り下げなかった失策。そして独断で強行した小中学校の休校措置。緊急宣言の発出と解除を「空気」で采配する愚行。ロックダウン時の自粛と補償のアンバランスなど、それらをそれぞれ詳細なデータに基づき詳しく解説していただきました。

後半では、なぜアベ政治はとことん「ケチ」なのか?中小企業が淘汰されていくことがむしろ望まれるかのような補償対策についてや、消費税の今後あるべき姿。番組終盤では、昨今の新自由主義の弊害についても鋭く追及していただきました。

聴き応えたっぷりの60分、どうぞじっくりとお聴きください。

※この番組は、2020年5月28日に収録したものです。
※藤井先生のご自宅での収録です。環境・生活音などはご了承ください。
※リモートワーク(遠隔収録等)で対応しましたため、お聞き苦しい点は何卒ご容赦ください。

00:00 前枠 TM~
05:17 本編 Jingle~
56:00 後枠 ETM~
57:39 アナ尻
60:00 曲尻

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