Vol.17 関西電力高浜原発と森山元助役マネーから考える日本の原子力政策の深い闇

ゲスト:吉井英勝さん(元国会議員)

今回の路上のラジオは、日本の原子力政策に詳しい吉井英勝さんをゲストに迎えました。前半は、関西電力幹部が原発立地する福井県高浜町の元助役から3億2000万円にものぼる金品を受け取っていた事件が起きた背景について、なかなか語られない元助役と、かつての暴力を背景にした「部落解放」運動との関係についても言及しながら解説いただきました。

また後半では、吉井さんが国会議員だったときに政府に働きかけ続けていた原発事故への備えとはどういったものだったのか、そしてそれに対する政府の対応について詳しく伺いました。2006年第1次安倍政権において安倍首相は「安全確保に万全を期す」と何度も明言したにも関わらずその対応を怠たり、3.11福島原発事故を防ぐことができなかった、それは「不作為の責任」を問うものだと、吉井さんは指摘します。

そして番組では、原発利益共同体=原子力ムラの腐敗した構造を改めて検証するとともに、批判だけではなく、実際に日本を脱原発に導くための手立てを考えます。吉井さんは、再生可能エネルギーを推進するにあたり大切なことは、地域住民との協働により自然を守りながら自然を上手に利用し、そして若者の雇用など地域活性のテコにすることも大切であると語ってくださいました。たいへんわかりやすいお話となっています。ぜひ60分じっくりとお聴きください。

<週替わりコーナー>
矢野宏さんによる「うずみ火ラジオ」

「台風19号(昨年10月)の被災地いわき市を訪ねて」
あまり報道されない被災1か月後の被災地の惨状を、矢野宏さんによる取材レポートでお伝えします。いわき市夏井川の堤防決壊による床上床下浸水は4535棟、8名の死者はすべて家の中での溺死だったといいます。この命を救う手立てはなかったのか?フリージャーナリストの矢野宏さんが検証します。

00:03 前枠 TM~
03:16 本編① Jingle~
26:53 うずみ火ラジオJingle~
36:37 本編② Jingle~
54:53 後枠 ETM~
57:44 AN尻
60:00 曲尻 ETM F.O