Vol.311 平井美津子さん「子どもたちに近現代史を教え、子どもたちから学ぶ」

ゲスト:平井美津子さん

※この番組は、11月3日に収録しました。どうぞご了承ください。

今回のゲストは、長年大阪の公立中学校で社会科教諭を務め、現在は著書や講演活動を通じて発信を続ける平井美津子さんです。平井さんは、近現代の日本の歴史は戦争の歴史そのものであるとおっしゃる中で、被害だけではない深刻な「加害」の歴史が極めて扱いづらくなっている教育現場の現状に、強い危機感を抱いています。政治的な圧力や教科書検定によってねじ曲げられる史実。さらに平井さんが力を込めて訴えるのは、戦争がもたらす圧倒的な差別の構造です。戦時下において常にその犠牲となるのは女性であり、従軍慰安婦問題や沖縄戦の悲劇の本質もそこにあります。そしてその戦後は決して終わっておらず、現代の沖縄が置かれている構造もまた、圧倒的な差別そのものであると平井さんは訴えます。歴史の真実を覆い隠されたままでは、平和の尊さを守ることはできません。子どもたちに正しい史実をしっかりと理解させ、自ら平和の大切さを深く考える力を育んでいくこと、それこそが教育の本来のあり方ではないでしょうか。平井さんの著書『「慰安婦」問題を子どもたちにどう教えるか』は、日本から深い傷を負わされた韓国や台湾でも翻訳出版されました。被害国の方々がこの本を届けてくれた意味、そこには、過去を正しく知ることで史実と真摯に向き合い、共に未来を切り開こうという「一筋の光」があります。極端に右傾化した世界の中で、平和といのちの大切さを伝える小さくも力強い萌芽を見たように思えました。「路上のラジオ」第311回、最後までじっくりとお聴きください。

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00:03 前枠 TM~
05:15 前半 Jingle~
33:46 後半 Jingle~
56:41 後枠 ETM~
58:27 アナ尻
60:00 曲尻 ~F.O