Vol.262 ふたつの特集 前半「柏崎刈羽原発再稼働は日本破滅の道」(小出裕章さん)後半「藤田共同代表をはじめとする維新の公金還流疑惑、そして日本経済を破滅に導く高市政権を断罪する」(西谷文和)

ゲスト:小出裕章さん(元京都大学原子炉実験所助教)

ふたつの特集
前半:「柏崎刈羽原発再稼働は日本破滅の道」
    電話インタビュー:小出裕章さん(元京都大学原子炉実験所助教)
後半:「藤田共同代表をはじめとする維新の公金還流疑惑、そして日本経済を破滅に導く高市政権を断罪する」
    報告:西谷文和(フリージャーナリスト)

今回は、2部構成でお送りします。まず前半は、一貫して原発や核兵器の危険性、愚かさを伝え続けてくださっている、元京都大学原子炉実験所助教の小出裕章さんにお電話でお話を伺います。高市政権が発足して、にわかに原発再稼働の動きが出始めました。2011年の福島第一原発事故からもうすぐ15年ですが、いまだ福島には帰還困難区域があり、故郷に帰れない方もいるというのに、東京電力は、柏崎刈羽原発の再稼働を表明、新潟県知事も容認する発言をしています。福島第一原発事故による死者は、その関連死を含め2,350人とも言われ、その他故郷や財産、生業を失った人の数は計り知れず、経済的損失は報道されているだけで数十兆円、小出さんによれば100兆円でも足りないとおっしゃいます。それなのに、あれだけの被害を招いた当事者の国や東電が何の責任も負わなくてよいという司法判断が下されたこともあってでしょうか、低減を目指すとした原発も、政権が変われば掌を返したように「最大限活用する」とされてしまうのです。福島事故以来、「原子力非常事態宣言」下におかれたままの国であるというのにです。私たちは、大金で過疎地域を依存状態に陥れ危険を押し付ける、狡猾で腐りきった権力を許すわけにはいきません。地震・津波・火災・ヒューマンエラー、そして戦争による攻撃にも脆弱すぎる危険極まりない原発を、一刻も早くこの国から無くすため、私たちが取るべき選択について、小出さんとともに考えます。

そして後半は、フリージャーナリストの西谷文和が、最近の取材活動の中からこの番組のリスナーにぜひ知っていただきたいことを、ひとり語りでお伝えします。まずは何といっても今、西谷ががちんこ対決している藤田共同代表はじめとする、維新の公金還流疑惑についてです。西谷が警察に逮捕されるという犬笛まで吹いて焦りまくる藤田氏が本当に隠したい不都合な真実とは?赤旗砲につづき文春砲も火を噴き、維新が組織ぐるみで「身を切る改革」どころか「身内を肥やす改革」を推進している疑惑がますます濃厚になってきました。これら事件の経緯を整理してお伝えします。

そして、さらにその維新と手を組んだ高市首相は、台湾有事をめぐる発言で中国を怒らせ、両国間の冷え込みはとんでもないことになっています。謝まれない首相は、安倍晋三譲りなのでしょう。しかし、このままでは日本経済は壊滅してしまいます。西谷は番組最後に、そんな危機的状況を導かないための方策について提言します。今こそ、国民ひとりひとりが、しっかりといのちと暮らしを守る強い意志を示す時なのではないでしょうか?今回も聴き応えたっぷりの路上のラジオ第262回、最後までどうぞごゆっくりお付き合いください。

※番組でご紹介したイベントのお知らせ
 「大阪万博は壮大な失敗だった。維新デマ政治を許さず、カジノを止めよう」
 2025年12月12日(金)18:30開演 入場無料
 場所:大阪市福島区民センターホール
 出演:藤永のぶよさん、坂本篤紀さん、西谷文和 他
 詳しくは、こちらをご覧ください。

00:03 前枠 TM~
05:29 前半 Jingle~
29:54 後半 Jingle~
55:42 後枠 ETM~
57:37 AN尻
60:00 曲尻 ~F.O

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