Vol.254 坂本篤紀さん「閉幕直前。大阪サギ万博を総括する」

ゲスト:坂本篤紀さん(日本城タクシー株式会社 代表取締役)

今回のゲストは、いつも大人気、日本城タクシー株式会社代表取締役の坂本篤紀さんです。坂本社長は、いつも庶民目線で世の中を見ておられる人情派経営者であり、大阪人らしいユーモアと笑いをもって権力と対峙されておられます。

前半は、「入れない、事故隠し、連日の花火、あおるメディア」と題してお話を伺います。まず100万枚とも200万枚とも言われる未使用の入場券問題についてです。報道によってその数はさまざまであるも、会期末が迫った今、実際に当日券と引き換えて入場するのは、その競争率の高さからたいへん難しいといいます。そしてなんと万博協会は未使用券の払い戻しはしないと言っています。これには坂本社長も、詐欺同然と憤ります。そもそも法人へのチケットばらまきや学徒動員までして、あるいはスタッフの数までカウントして入場者数を水増しし、結果黒字だというが2倍以上に膨れ上がった建設費や地下鉄などのインフラ整備費、大屋根リング保存など将来へのツケなど含めれば、莫大な税金を無駄遣いしただけの大赤字万博と言えそうです。にも関わらず在阪メディアの多くは万博の成功を煽る報道を繰り返し、市民には深刻な事故の事実や環境破壊、健康被害などの実態が見えづらくなっています。特に坂本社長は運送業の専門家として、度々発生したバスの事故や、非常時含む輸送体制の脆弱性を指摘されます。

そして後半は、「自民、参政、維新、N国のデマに騙されない」と題して、有象無象化している日本の政治において、世襲ボンボン政治家や裏金議員、デマ連発党首などに騙されることなく、いかに平穏な暮らしを守るかについて考えます。坂本社長は、自分の田に水を引くことしか考えない政治家に厚遇され、いわばズルをして企業が成長するから、公正な競争が損なわれ、結果国際競争に到底勝てない持続不可能な日本経済が出来上がってしまっていると指摘します。そして、志しがないエセ右翼による右傾化を、左翼のバネが止められない日本の政局の問題点について言及します。その中で有権者は今後どのような姿勢で選挙に臨むべきなのか、坂本社長のお考えに耳を傾けます。

聴き応えたっぷりの「路上のラジオ」第254回、最後までどうぞごゆっくりお付き合いください。

00:03 前枠 TM~
06:09 前半 Jingle~
31:39 後半 Jingle~
56:31 後枠 ETM~
58:11 アナ尻
60:00 曲尻 ~F.O

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