Vol.248 坂本篤紀さん「維新終了?墓穴掘る3度目住民投票。それより危険な参政党の正体」

ゲスト:坂本篤紀さん(日本城タクシー株式会社代表取締役)

今回のゲストは、お馴染み、我らが庶民の味方、日本城タクシー株式会社代表取締役の坂本篤紀さんです。坂本社長は、いつも大阪人らしいユーモアと笑いをもって、庶民目線で権力と対峙されておられます。

まず前半では、先の参議院選挙で大打撃を受けたのち、前原共同代表も逃げ出したという維新の今後について伺います。勇ましいスローガンとは裏腹に、大阪は成長するどころか後退の一途を辿っていることはデータで証明されていますが、さらに泥沼化している大阪万博赤字の尻ぬぐいやその先の大阪カジノ構想の財源確保のためか、またまた都構想の住民投票を言い出し、更には副首都構想などと言い出す始末。ジリ貧の大阪府が大阪市やさらには周辺の堺市や豊中市、吹田市、東大阪市の財布に手をつっこみたがっているのは明らかです。つぎつぎに明るみになる党員の逮捕や不祥事、そんな政党が市民に寄り添うというが、10か国20社にも及ぶと言われる万博パビリオン建設費未払い問題においては、さんざん急げ、間に合わせろと旗を振った当人が、民民の問題であるからと被害者を切り捨てほおかぶりとは聞いて呆れます。坂本社長は、そんな大阪の現実に深い憂慮を抱きながらも、我々はますますまっとうな暮らしを取り戻していくべく、しっかりものごとの本質を見なければならないとおっしゃいます。

番組後半では、こちらは参議院選挙で14議席と躍進した参政党の正体に、坂本社長とともに迫ります。ヘイトクライムとも言えそうな言説をまき散らし「日本人ファースト」なのだとした神谷宗幣の、当選するやいなや差別などしていないと掌を返す狡猾さに、どうして人々は疑問を感じないのか、それどころか、ますます支持が厚いことが不思議でならないと坂本社長はおっしゃいます。おそらく似非右翼的な思想に流されるのは、失われた自民政権下の30年で日本経済が閉塞する中、賃金含め一向に良くはならない社会にある人々の疲弊した感情を、過激な思想がうまく扇動したからではないかと分析します。今回のインタビューの中で、坂本社長のことばで特に印象的だったのは、ちょうど自分たちの親の世代は終戦を迎え、戦争においては大人たちがウソをついていたことをしっかりと見ていたのだと。そのような世代がいなくなる今の社会において、為政者を疑うこと、自身でしっかりと考えることができないのは、由々しき現実なのだと。新しい時代だからこそ新興勢力もある故、坂本社長がおっしゃるように、暗い時代に逆戻りすることがないよう、間違ってもひとときの人気に騙されることなく、しっかりと自分たちの目で、自分たちの力で社会の在り方を見極めていかなければなりません。さまざまな気づきがたくさん詰まった「路上のラジオ」第248回、最後までどうぞごゆっくりお付き合いください。

00:03 前枠 TM~
04:45 前半 Jingle~
30:13 後半 Jingle~
56:42 後枠 ETM~
58:30 AN尻
60:00 曲尻 ~F.O

※「路上のラジオ」からご支援のお願い
この番組は皆さまからのご寄付によって制作・配信しています。リスナーの皆さまおひとりとりのあたたかいお志しがあって、ラジオ局やYouTubeを通してたくさんの方々にお伝えすることができているのです。心から感謝しますとともに、ますますの応援をどうぞよろしくお願いいたします。ご寄付の詳細は、こちら「ご寄付のお願い」をご覧ください。いつもご愛聴くださり誠にありがとうございます。