Vol.210 佐高信さん「フェイクで選挙が盗まれる」

ゲスト:佐高信さん(評論家)

今回のゲスト佐高信さんは、日本の政治と経済、そして歴史にもとてもお詳しく、現代社会の中のさまざまな課題を、深い知識と清々しいまでの毒舌で、評論されておられます。この「路上のラジオ」は半レギュラーのようですが、今回は「フェイクで選挙が盗まれる」と題して、先の衆議院選挙の結果から、第二次石破政権に至る今、各党派への期待と断罪含め、たっぷり1時間、お電話でお話を伺います。

まずは、今回の衆院選で自公が惨敗し、国民民主・玉木代表の動向に注目が集まる中、この選挙にどのような力学が働いたのかについて伺います。結局、野党は一枚岩にもなれず世論もしらけた感があり、閉塞した社会の風向きが変わることはなさそうなのは、とても残念なことです。そして何よりも、斎藤兵庫県知事の再選というとんでもない結果を生むような社会の歪みとは一体何なのか?アルゴリズムに支配されインターネットの閉鎖空間にあるフェイク情報に簡単に騙されてしまう有権者を狡猾な手口で操り、政治をおもちゃにする輩がうようよ沸いています。佐高さんは、他方でそれはマスメディアが権威を失ったからだとも指摘します。その通りメディアは権力に忖度する中、真実を追及する手をこまねき、そうであれば人は情報を求めて自ずと身近なネットメディアに迷い込み、まんまとそういった輩の餌食となってしまうわけです。

では、ウソ・フェイクに騙されない賢い有権者でいるために私たちに必要なこととは何なのでしょうか?番組後半で佐高さんのご専門、現代日本の政治がどのような系譜を辿り今に至るのかについて伺いながら、私たちはもっと歴史に目を向け、同じ轍を踏まぬためにできる最善の道を選ばなければならない、そう痛感したインタビューでした。最後までどうぞごゆっくりお付き合いください。

00:03 前枠 TM
05:50 前半 Jingle~
29:34 後半 Jingle~
55:55 後枠 ETM~
57:51 アナ尻
60:00 曲尻

「お笑い維新劇場 大阪万博を利用する半グレ政党」
佐高信・西谷文和 共著(平凡社新書)

※「路上のラジオ」からご支援のお願い
この番組は皆さまからのご寄付によって制作・配信しています。リスナーの皆さまおひとりとりのあたたかいお志しがあって、ラジオ局やYouTubeを通してたくさんの方々にお伝えすることができているのです。心から感謝しますとともに、ますますの応援をどうぞよろしくお願いいたします。ご寄付の詳細は、こちら「ご寄付のお願い」をご覧ください。いつもご愛聴くださり誠にありがとうございます。