Vol.168 横田一さん「現場直撃!万博、マイナ保険証、地方選挙にパー券疑惑」

ゲスト:横田一さん(フリージャーナリスト)

今回の「路上のラジオ」は、横田一さんにお電話でお話を伺います。横田さんは、フリーのジャーナリストでありながら、なかなか質問させてもらえない記者会見にも果敢に足を運んで、渦中の政治家からいくつもの貴重な発言を引き出してこられました。「デモクラシータイムス」の「横田一の現場直撃」のファンの方も多いのではないでしょうか?今回はそんな横田さんに、国民の声をことごとく無視して暴走を続ける自公政権、そして維新政治に対して、映像とペンの力で敢然と立ち向いながら知り得たことについて、60分間たっぷりと語っていただきます。

まず前半では、能登半島地震で甚大な被害を受けた北陸の惨状を後目に、莫大な税金と土木・建築のリソースを浪費する大阪万博を強行しようとしている吉村大阪府知事への直撃の成果を伺います。根拠のない譫言に終始する支離滅裂な会見こそが、万博崩壊そのものを示しているのでしょう。わずか6か月で壊される大屋根リングに使う巨大な建築費、木材、人材があるのなら、なぜ能登に真っ先に差し向けないのか?この問いに論理的に答えられる政治家は皆無のようです。

そして国民の怒りと言えば、マイナ保険証です。河野デジタル大臣は、能登半島半島地震にからみ、災害時にはマイナンバーカードがたいへん役に立つと吹聴していますが、電気が途絶えた避難所でどうやって使えるというのでしょう?紙の保険証の方が絶対に便利に決まっているのにそのような戯言を平気で言い放ち、「イデオロギー的に反対する人はいつまでも不安」などと吐いたとの報道もありました。もはや「デジタル真理教」教祖と揶揄されるほどのこの大臣を、このまま放置してはなりません。

そして後半は、パーティー券裏金問題と地方選挙について伺います。「東京地検に連れていかれることはない。修正すれば大丈夫」とは、横田さんの取材による萩生田光一の発言。一体検察とどんな取引きをしたというのでしょう。派閥の会計責任者に罪をなすり付け、池田佳隆逮捕などでトカゲのしっぽ切りし、大物政治家は涼しい顔。果たしてそうして作った裏金は、一体何に使われたのか?横田さんは今後も粘り強く巨悪な政治家を追い続けると言います。他方、国政がそのように腐敗しきる中、地方選挙ではそういった市民の怒りが、リベラルな候補者の健闘などの数字に表れてきています。横田さんには、番組収録時は選挙期間中であった京都市選について、大きな利権が絡む北陸新幹線延伸問題を論点に分析していただきました。オール与党の組織票に負けることなく地方選挙に勝つために、私たちに必要な視点とは?「聞く力」が本当に皆無の岸田政権において、地方から市民の力で、この国を変えていくことが本当に大切なのだと、横田さんのお話を聞いて思います。今回も聴き応えたっぷりの60分、どうぞ最後までごゆっくりお付き合いください。

00:03 前枠 TM~
04:07 前半 Jingle~
30:03 後半 Jingle~
56:33 後枠 ETM~
58:08 アナ尻
60:00 曲尻 ~F.O

「万博崩壊・どこが身を切る改革か!」西谷文和・内田樹・金子勝・たつみコータロー・他著(せせらぎ出版)

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