Vol.145 金子勝さん「岸田政治を斬る、維新政治を斬る。」

ゲスト:金子勝さん(経済学者・淑徳大学大学院客員教授・慶應義塾大学名誉教授)

第145回のゲスト・金子勝さんは、執筆活動の傍ら、テレビの報道ワイド番組や、討論番組などにもご出演され、また現在は SNS やネット番組などを通じて、現政権や維新勢のポンコツぶりなども辛辣に批判されておられる経済学者です。今回は、そんな金子勝さんに、改悪を重ね、今、音を立てて変質していく日本の政治を、ご専門の経済の側面から一刀両断していただきました。

前半は、妖怪の孫の亡霊に憑かれた岸田首相が、アベノミクスの大失敗を顧みず、日本経済をぶっ壊している危機的状況について解説していただきました。金子さんは、この10年間に起こった経済変化を「静かなクーデター」とおっしゃいます。アベノミクスの空振りで、GDP2%上昇が叶わぬ中で発動された大規模なマイナス金利政策、国債を発行し続けお札を刷り増し、ますます窮する庶民の暮らしを後目に、国は予備費を溜め込み、終いには43兆円の軍事費というこのからくり。静かにしかし着実に進行する最悪な経済政策の中で、メディアと官僚を押さえ込み、意のままに虚構の高度経済成長を描く手法に、国民はすっかり騙されたのだといいます。更には1991年の経済危機からすでに道を誤ったというこの国の経済が破綻に向かっているのは自明の理であると唱える金子さん。この現実にしっかりと耳を傾ける必要がありそうです。

そして番組後半では、その中で特に維新政治に代表される新自由主義が台頭して来るしくみと、それに迎合する市民の心理について伺いました。もはや万博やカジノIRなどとお祭り資本主義にはしゃいでいる場合ではないことは誰でも理解できることかと思います。

今回は、金子勝さんによるわかりやすい経済論から、日本がこの先取るべき進路について、リスナーの皆さんとご一緒にじっくりと考えていきたいと思います。聴き応えたっぷりの60分、どうぞ最後までお付き合いください。

00:03 前枠 TM~
03:12 前半 Jingle~
29:43 後半 Jingle~
54:20 後枠 ETM~
55:56 アナ尻
60:00 曲尻 ~F.O

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