Vol.86 大門実紀史さん「大阪カジノのウソ、『新しい資本主義』のウソを暴く」

ゲスト:大門実紀史 さん(参議院議員)

大企業や富裕層の懐を肥やしただけのアベノミクスが大きな格差社会を生み、街にあふれた低賃金・非正規労働者をコロナ禍やウクライナ戦争による物価高が直撃。息も絶え絶えに暮らす庶民の消費は当然にして落ちくぼみ、しかしその庶民からむしり取る血税は権力者の意のままに浪費されていく。それが令和の世というのであれば、あまりにも無念でなりません。

そこで、今回ゲストにお迎えしたのが、参議院議員の大門実紀史さんです。大門さんは、経済にめっぽう強い国会議員として、アベノミクスや新自由主義を強く批判する中で、麻生太郎、竹中平蔵などとも、何度となく激論を交わしてきました。その中では一貫して、与党が主導する「今だけ、金だ、自分だけ」政策を強く批判して来られました。

その大門さんにまず前半で伺うのは、もはやどこをとってもウソだらけの大阪IR構想、特にその中核にあるカジノについてです。大阪維新が強力に推し進めるこの計画は、年間2千万人の来客が前提というのですから、経済の専門家でなくともまったくもって絵空事、破綻していることがわかります。にも関わらず、ゴミで埋め立てた夢洲開発とその関連事業には、大阪府民・大阪市民の孫子の代に及ぶような債務がずぶずぶと流し込まれていきます。そもそも持続可能な経済とはまったく逆、対局にあるギャンブルを前提とした「経済成長」など、正気の沙汰とは思えません。大門さんは、政府有識者が今後きちんと審査するならば認可されるはずはないと見ますが、3.11後の原発再稼働に見られるような利権にまみれたとんでもない政治判断もないとも言えません。署名活動などで世論を高め、カジノ事業社を牽制し追い出すことも必要です。大門さんには、冷静なデータ分析を元に、カジノを含む大阪IR構想がいかに愚かな計画であるのかについてお話いただきます。

そして後半は、破綻している新自由主義について分析。やさしくて強い経済に立て直すためにはどうするべきなのかについて伺います。アベノミクスで「成長戦略」とされたトリクルダウンは、大いなる失策であったことは明白で、大企業の内部留保と一部の機関投資家やヘッジファンドの懐だけが潤うに終わりました。私たちは一体どこまで政治家のウソに付き合わないとならないのでしょうか?そして岸田首相がいう「新しい資本主義」を続けるならばどうなってしまうのか?今後、社会を安定させ、誰もが安心して暮らせる社会をつくっていくために必要な処方箋について、今回は大門さんにたっぷりと伺います。

00:03 前枠 TM~
05:10 前半 Jingle~
30:03 後半 Jingle~
56:59 後枠 ETM~
58:30 AN尻
60:00 曲尻

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