Vol.244 冨田宏治さん「参議院選挙の結果を分析。参政党がなぜ躍進したのか、自公がなぜ大敗したのか、リベラルはなぜ伸び悩むのか。」

ゲスト:冨田宏治さん(関西学院大学法学部教授)

当番組で恒例となっています冨田宏治先生の選挙結果解説は、毎回、たいへんわかりやすいとリスナーの皆さまから人気です。今回も先の参院選の結果を丁寧に分析していただきましたが、各党・各候補者の得票数データをもとに、日本の政局の現在地をずばりと言い当てていただいています。

まず前半では、議席数を大幅に増やした参政党についてです。この不気味なうねりは一体どのようにして起こったのか?冨田先生は、閉塞した社会の中で差別や分断を煽りながら、多くの岩盤保守層のみならず若者を中心とする善良な庶民の票をも巧みにさらった「日本人ファースト」の危うさを指摘します。そして番組後半では、衆参両院で少数与党となった自民票はどのように解け落ちていったのかについて更に詳しく掘り下げます。玉木率いる国民民主人気の本当の正体とは?立憲民主が拡大しないのはなぜなのか?長きにわたる自公政権の腐敗にしびれを切らしたなら、どうして本来のリベラル勢力、共産やれいわの票が伸びなかったのか?などについて言及します。

それにしても、めまぐるしく変容するネット社会に法整備も追いつかず、およそ民主国家のリーダーになれるはずもない輩が当選してしまうという非常事態に際し、まっとうな選挙、まっとうな政治を取り戻すために必要なこととは何なのか?冨田先生は、いま最も必要なのは、分断ではなく対話でつくる包摂の政策だと繰り返しおっしゃいました。「路上のラジオ」第244回、最後までどうぞごゆっくりお付き合いください。

00:03 前枠 TM~
04:35 前半 Jingle~
34:15 後半 Jingle~
57:18 後枠 ETM~
58:30 AN尻
60:00 曲尻 ~F.O

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